二ヶ領用水散歩(久地~高津)

お散歩

 緊急事態宣言解除後もしばらく散歩は控えておりましたが、新型コロナの感染者が全国でまた増え始め第4波に入りつつあると思われるところの、2021年3月の下旬、密にならずに、人との接触も少ないであろう場所ということで二ヶ領用水を選択し散歩して参りました。もちろん、マスク装着の手指除菌用のアルコール持参しました。そしてできるだけ他者との間隔が縮まらまいようにしました。この二ヶ領用水散歩は約一年ぶりですね。一年前の散歩では「出会い橋」付近で合流し1本にまとまったところで散歩終了しました。今回は、その続きで二ヶ領用水をさらに下流へ辿りました。今回はちょっとだけ人との触れ合いがあり、人の穏やかな優しさにほっこりしたりもしました。

お散歩ルート

散歩ルート久地駅  ⇒ 二ヶ領用水 ⇒ 円筒分水 ⇒ 川崎堀 ⇒ 大山ふるさと館 ⇒ 高津駅
散歩距離4.82km
散歩時間2h18m
平均速度2.10km/h

出発駅:久地駅

JR久地駅

 今回でJR久地駅の利用は約1年ぶり3回目の利用になりますが、下車は初めてです。改札を出て早速二ヶ領用水へ向かいます。久地くじ九時くじに出発!」。。。なんて思っていましたが、さっさと動きたかったので久地を九時前に出発しました。IZA二ヶ領用水へ!

二ヶ領用水

鷹匠橋

 出会い橋~鷹匠橋の間は、道路や遊歩道に面していない為、鷹匠橋から二ヶ領用水散歩再開となります。平日の朝9時近くなので、通勤で急いでいる車、自転車、歩行者が多いです。そんな中、あっち行ったりこっち行ったりウロウロして写真を撮っているという怪しい行動、完全に不審者ですよね~。どうもすみません。。。

鷹匠橋(上流から)

江戸時代、川崎にも将軍家の御鷹場おたかばがあり、この近くに鷹匠を泊める名主の家があった。そこには常に御鷹部屋という特別の部屋が設けられ、鷹や鷹匠は大変手厚くもてなされたという。

鷹匠橋案内板より

 東京で鷹狩というとその名の通り「三鷹」が有名ですが、川崎にも鷹狩の場所があったんですね。ものの本によると鷹匠は結構いい暮らしをしていたらしいですね。

二ヶ領用水

 鷹匠橋から二ヶ領用水の下り方面に沿ってちょっと行くと、人通りはめっきり少なくなり、閑静な住宅地となり、ちょっとほっとしました。

 前日、雨が降った割には流れはと~ってもゆるく、上流から流れてきた桜の花びらが川面にたくさん浮いていました。所々、桜や菜の花も見られるのでノンビリ歩けます。

久地さくら緑地

 駅から離れているからか、とても桜がきれいなのにほとんど人が居ません。時折、自転車で通る地元の方がスマホでパシャリと撮る程度です。座る場所などはありませんでしたが、とても気持ちが良くじっくり桜を堪能できました。

久地分量樋跡

二ヶ領用水「久地分量樋」跡

久地分量樋は、多摩川から二ヶ所で取入れられ、久地で合流した二ヶ領用水の水を、四つの幅に分け、各堀ごとの水量比率を保つための施設で、江戸時代中期に田中休愚(丘隅)によって作られました。そして、昭和16(1941)年、久地円筒分水の完成により役目を終えました

「久地分量樋跡」案内板より

 江戸時代、堀ごとの分水がなかなかうまく行かずに水の争いが絶えなかったようですね。その為、この樋を壊してしまうこともあったそうで、番人を常駐させるなどの対策を取られていたようです。水は人の生活には欠かせませんからね。特に江戸時代は「稲毛米」として江戸庶民の生活には欠かせない美味しいお米の産地でしたから。現在は石碑が残るだけで、樋の名残は確認できませんでした。

久地円筒分水

 久地円筒分水は、二ヶ領用水の主役級の建造物ですね。新・平瀬川とサイホン方式で立体交差し中央の円柱部分から湧き出して溢れた水をパーテーションで仕切られた幅で分流するわけです。

国登録有形文化財 二ヶ領用水久地円筒分水

この円筒分水工と呼ばれる分水装置は、送水されてくる流量が変わっても分水比が変わらない定比分水装置の一種で昭和16年(1941)年に造られました。内側の円形の構造物は整水壁とも呼ばれ、一方向から送水されて吹き上げる水を放射状に均等にあふれさせ、送水されてくる流量が変わっても、円弧の長さに比例して一定の比率で分水される、当時の最先端をいく装置でした。平成10年(1998)年6月9日に、国登録有形文化財となっています。

久地円筒分水 案内板より

 のんびりと写真を撮っていると、ある男性に「来なさい!」と手招きされついて行くと「これ見なさい。こ~ゆ~の撮らなきゃ~。後は腕だな。」とニコニコ顔で教えてくれました。お~。マジックミラーにみごとに全景が映し出されているではありませんか!しかし私の腕前が。。。教えて頂いたのに申し訳ないでぇす。近くにいた犬の散歩途中のご婦人も気が付いたようで、仲良く順番に撮らせて頂きました。

 犬の散歩途中のご婦人と円筒分水のことについて色々お話させてもらいましたが、マジックミラーのことは初めて知ったようでした。自分もまだまだ観察力が足りないと実感致しました。雑談中、ワンちゃんがお利口に待っていたので、可愛いいお姿を撮らせて頂きました。ポーズは決めてくれるのですがなかなか正面向いてくれず。。。突然、カメラ向けてごめんなさい。

久地不動尊

 円筒分水から平瀬川の上流部分のトンネル脇を登っていくと、静かな山間にひっそりとお寺が佇んでいます。静かに手を合わせさせて頂きました。そのお寺の正面方向には弁財天の祠がありますが、立ち入り禁止となっており、近くで拝むことはできませんでした。

 久地不動尊から円筒分水に戻り、分水された川崎堀に沿って歩きました。平瀬川と立体交差する前と比べると大分細くなりました。

淨元寺

 久地円筒分水から二ヶ領用水川崎堀を下っていき、交差路を右手に曲がると淨元寺が見えてきます。日蓮宗のお寺ですので「南無妙法蓮華経」と手を合わさせて頂きました。境内は綺麗に整えられた立派なお寺さんです。

二ヶ領用水川崎堀

 淨元寺の山門まで戻ると、歩道が暗渠になっています。きっと久地円筒分水から分かれた堀でしょう。

また、川崎堀に戻り下流へ向けて歩きます。所々、桜が綺麗に咲いています。

 すると国道246号線の歩道橋を下りてきた老夫婦がニコニコしながら「二ヶ領は初めて来たがいいところですね~」と声をかけられました。「私も初めてなんです。いいところですよね~。」とついつい話を合わせてしまいました。そして、老夫婦が仲良く写真を取り合っているところを「パシャリ」。こちらまで幸せな気分になりました。

そして246を渡って、溝の口方面も桜がきれいに咲いていますが、東屋の辺りがちょっと「密」になってますね~。でも、東屋を過ぎると歩きやすい道になっていました。

歩道には、二ヶ領用水に生息している生き物や植物のイラストがはめ込まれており、これらを眺めながら歩くのも楽しい。

大山ふるさと館

 二ヶ領用水川崎堀を下ってくると「大山街道」と交差します。そこには立派な「大石橋」が架かっています。ここを左方向に曲がって大山街道を進むと、川崎市の施設である「大山ふるさと館」があります。大山ふるさと館は、大山街道や大山巡礼のことについての展示がされています。トイレや休憩の為の椅子もある為、ゆっくり休むことができます。

到着駅:高津駅

 大山ふるさと館を出て高津駅へ向かいますが、お店の看板をみると歴史ある老舗が多くあることに驚きました。駅改札横のお店も創業明和二年1765年と書いてあります。

 本日は、東急田園都市線高津駅にて散歩を修了となります。結構歩きましたが、陽気で温かく気持ちよく散歩できました。

以上、誤字脱字・駄文貧文ご容赦下さいませ。見つけ次第、修正いたします。

ご覧いただきありがとうございました。ではまた。

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