過去記事にになりますが、2020年1月に、大田区にある池上本門寺へ参拝しながら、散歩してきました。人生2回目の本門寺参拝ですが、お寺の近辺には海苔問屋もあり、時折、本門寺界隈には出没していました。池上本門寺は、日蓮宗の大本山で宗祖の日蓮が入滅(亡くなった)した場所に建てられたお寺になります。また、戦国武将の加藤清正や徳川家の歴代御台所にも愛され保護され、プロレスの力道山が眠る墓所でもあります。
今回の散歩には、2019年年末に購入したFUJIFILMのカメラ、X-T30とWズームのキットレンズ2本と、単焦点レンズ(XF35mmF1.4)を初めて携えて行って参りました。
本日の散歩ルート
順路 | 東急池上駅 ⇒ 池上本門寺 ⇒ 道々女橋 ⇒ 浅草線西馬込駅 |
移動距離 | 4.01km |
移動時間 | 1h34m |
平均速度 | 2.6km/h |
本日の出発駅:東急池上駅
東急池上線は目黒駅と蒲田駅を結ぶ路線で3両編成でのんびり走っています。沿線は庶民的な雰囲気がします。池上駅は懐かしい雰囲気の駅でしたが、2020年1月、池上駅は工事中でプレハブの仮駅舎となっていました。どうやら、近代的な駅舎・駅ビルが建つようです。

IZA、本門寺へ向かいます。
池上本門寺
参道
今回は、参道(本門寺通り)を通ってお参りしようと思います。

参道は多くのお店が立ち並んでいますが、平日の午前中ということもあり、シャッターが閉まっているお店が多かったです。そして参道を進んで行くと、右手に池上本門寺参道の碑といわれている巨石が見えてきます。歯医者さんちの庭石かと思いました。歯医者さんの目の前にあるので、写真を撮るのに躊躇してしまいました。

そのまま参道を進むと川崎大師と同じように、久寿餅のお店がありました。立派な建物です。久寿餅ということは、葛(くず)を使ってないと思われますが、久寿餅、私はちゅるんとした舌ざわりが大好きです。

この久寿餅屋さんを右に曲がって進むと、総門前の広めの通りに出ます。
池上本門寺総門
霊山橋の欄干手前に建つお題目の塔が、池上本門寺が日蓮宗であることを容易く連想させてくれますね。「南無妙法蓮華経」のひげ文字が書かれています。その奥に総門と此経難持坂の階段が見えます。


霊山橋を渡ると、本門寺総門までの参道の両側に、日蓮宗の寺院が建ち並んでいます。また、次回音訪れた時に、ゆっくり参拝してみたいと思います。


此経難持坂(しきょうなんじざか)

池上本門寺の表参道九十六段の石段坂。石段は、慶長年間(1596年から1615年)に加藤清正が寄進したものと伝えられています。『法華経』宝塔品の偈文九十六文字にちなんで石段を九十六段とし、偈文の文頭の文字をとって坂名としたものです。
大田区ホームページより引用
階段を上り境内に入ると、冬の富士山がくっきりと見えました。昔は江戸の様々な場所から富士山を拝むことができたらしいですが、ビルが立ち並ぶ現代の東京からはなかなか拝むことができませんね。その分、富士山を見ると得した身分になりますし、富士山が見えるスポットって、記憶に残りやすい気がします。

本堂
仁王門をくぐると、正面に本堂がバーンっと見えてきます。立派です。右側に、御手洗場と、御朱印・お守り等を頂ける寺務所があります。左側の敷地は節分会の準備が始まっていました。下の写真からだと、右側に進んでいくと五重塔や墓所へたどり着きます。また、本堂の左側を奥へ進んでいくと、多宝塔などなどがあります。

数年前に、本門寺とは別の日蓮宗大本山、身延山久遠寺にも行ったことがありますが、その頃は私自身、お寺や神社にあまり興味が無かった為、ロープウェイに乗れて富士山が見えてただただ気落ちの良い「観光地」の一つと捉えていました。今思えばもったいない。非常にもったいない。
五重塔
五重塔は、国指定の重要文化財となっています。ここから奥に進むと墓所が広がり、力道山の墓所もあるようです。


多宝塔
本堂の左側を奥に進み、道路へ出て階段を下るところに、「宗祖御入滅旧跡」の石碑が建っていますがフェンスがとても残念です。多宝塔は、日蓮上人が、入滅し荼毘にふされた場所ということですね。

道々女木橋
珍しい名前の橋ですね。「道々女」の木でできた橋かと思っていましたが「道々女木」という場所にかかる橋なんですね。今はこの辺りに地名は残っていないらしいですが、この一帯に昔、道々女木という地名があったそうですね。この地名になった由来が何かありそうですね。この橋からは都営地下鉄の操車場が見え、マニアの撮影スポットらしいです。やっぱりそうだよね!と思う風景です。電車がいっぱい止まっているのって魅力的ですね。ワクワクします。鉄っちゃんの気持ちが分かります。

浅草線西馬込駅
今回は、都営浅草線の終点、西馬込駅となります。

