こんにちは。私が散歩を始めた理由を書き記したいと思います。ちょっとまじめなお話。
私は元々運動嫌いでしたが、体力の衰えを感じ5年ほど前から、1年半ほどジムに通いました。運動の習慣がつき、ジムの料金を節約したいと思うようになってからは、自宅周辺で「ランニング(5km以上8km未満)」を週2回、自分の体調に合わせて行うようになりました。職場の人々にも刺激され、徐々にランニングにハマっていき、自分なりにランニングの効果やメリットについても調べるようになりました。残念ながら「ランニングは健康に良い」といったエビデンス(根拠)をあまり見つけることが出来ませんでした。調べれば調べる程メリットに対してデメリットの方が多いことが分かってきました。結論として、健康で長生きしたいのであれば「42.195km(フルマラソン)」を目指してランニングなんかしちゃいけないということでした。
話は変わって
私は現在、リハビリの仕事をしています。時々、職場周辺地域在住の方々に向けた勉強会を開くこともあります。私は、その勉強会の中で、認知症予防として「散歩」を勧めています。またフレイル の予防としても「散歩」を勧めています。何故なら「歩く」ことが認知症や他の病気の予防に効果的であることは、しっかりと確立されたエビデンス(根拠)があり、そのエビデンスを元に、全国で、高齢者やそれ以外の方にも「歩く」ことを推奨し、取り組んでいる地方自治体が増えているからです。
2020年現在、私は50代です。若干メタボリックシンドロームであったり、正常範囲ではありますが血圧が徐々に高くなってきており、20代に比べ記憶力が悪くなったと自覚もしています。疲れやすくもなっています。地域の方々に「歩け歩け!」と言ってるくせに、自分は歩かないのはチョット説得力が無いですよね。勉強会で「歩きなさい」と言えば言う程、「お前も歩けよな」と心の中の「リトル自分」が語るようになっていきました。そこで、2019年の春から「走る(ランニング)」をやめ「歩く」ことを始めることにしました。でも目的も無く単に「歩く」ってあまり面白くないんですよね。本来「歩く」ということは移動手段であって目的ではありません。例えば「トイレに行く為に歩く」「仕事に行く為に歩く」「買い物に行く為に歩く」「友達に会いに行く為に歩く」というように、「歩く」ことは、どこかに行く為の手段であって目的ではないんですよね。余談ですが、認知症の方だって、目的や理由があって歩き回って徘徊するんですよね。
そんなこんなで、目的を持って歩く為にはどうすればよいか?と色々考えた結果、そうだ!今まで行ったことのない街を歩いてみよう。プチ旅行気分も味わえるし、丁度、眠っていたカメラもあるし!ということで、写真を撮り歩きながら街を歩こうと決めました。そうすることで格段に歩きたくなりました。現在、しっかりと感染症予防対策を講じながら玉川八十八ヶ所霊場・二ヶ領用水・神社仏閣・庭園を中心に巡りたいと考えています。